【「ろう者」文化とは？～私目線から見えるもの～】

【「ろう者」の文化とは？】

 

こんにちは、『はじめまして！オンライン手話留学』の原田です。

 

今日は、「ろう者」の文化について 私のストーリーを交えながらお話していきます。

 

私の父は「ろう者」なのですが 私がまだ５歳頃の時に

父の通訳で一緒に市役所へ行った時のことです。

 

 書類を提出する際、受付の職員さんから 「少々お待ちくださいね。」と言われ

父にそのまま手話で伝えたところ

「いつまで待たないといけないのか？」と 父は私に尋ねてくるのです。

 

私は「どのくらい待てばいいですか？

父は耳が聞こえないので はっきりした時間を知りたいです。

教えてください。」と 職員さんに伝えたところ

 

「確認してきますね。」と席を離れ、

しばらくして戻ってくると

「あと１０分くらいで呼べるかと思います。。」とのことで

 

父に伝えるとようやく安心したようで「分かった。」と いった経験がありました。

 

「ろう者」の文化、分かりましたか？

 

「聴者」の世界で 「少々お待ちください」と言われたら

呼ばれるまで待つのですが

 

「ろう者」は視覚で情報をキャッチするので

父の場合であれば

「１０分くらい待つ」と数字の情報がキャッチできたので

時計を見て時間を知ることができます。

 

もう一つ、父とのストーリーで例えると

 

父は大の甘党で

近所の駅前にあるミスタードーナツへ

休日になると出かける習慣があるほどでした。

 

毎週、父がどこへ出かけているか知っていた私は小学生のころ、

とある日「私も一緒に行きたい。」と父に伝えたところ

「一緒に行こう」と父と出かけることになり

 

その当時、甘いもの好きだった私は

ドーナツ屋さんへ行ける嬉しさでワクワクしながら

父と向かっていました。

 

店内に入ると

期間限定で販売されているドーナツがあり

「〇月中の限定販売！」とあり

 

限定商品が気になっていた父も

「〇月中の・・」を見て

 

「これ〇月半ばで販売終わるのか？」と

私に尋ねる父、

 

暗黙の了解で店員さんに

「期間限定のドーナツ、今月のいつまで販売していますか？」と

伝えると

「〇月３１日までとなっております。」とのこと。

 

父に伝えると「はっきりした日にち書いてればいいのに」と

言うので

 

店員さんに「すみません。聞こえない人もいるので

『〇月〇日まで販売』と書いててくださると助かります。」

と伝えると

「分かりました。」と次、お店に行くと

「〇月〇日までの限定販売！」となっていて

 

父と改めて

店員さんに「書き直してくださってありがとうございました。」と

いう出来事がありました。

 

 

ろう者は、上の２つの事例のように

あいまいな言葉では理解が難しいため

 

視覚情報がとても大切になります。

 

ろう者の方との交流がある方は

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【ろう者は、きちんと情報を知りたい・はっきり情報を伝える文化】

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に あることを意識してみてくださいね。

 

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